【懐かしのなろう小説】桶の金字塔「救国の英雄の救世主」

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「小説家になろう」

元々は小説を書くことを趣味とする人々が集まり、自分が生み出した作品を発表し合う、一つのサイトに過ぎませんでした。

しかし、そこで生まれた人気作品は、書籍化のみならず、マンガ化、ついにはアニメ化されるまでとなりました。

そんな中、新作という名の新しい波に飲まれ、いつの間にか過去となってしまった作品たちがあります。

今回は、ガラケーで小説家になろう作品を読み漁っていたさきたが、たまに読み返したくなる作品を紹介します。

さきた
さきた

今回紹介するのは、短編の恋愛小説です。

小説紹介

タイトルは「救国の英雄の救世主(キュウコクのエイユウのキュウセイシュ)」、作者は「守野伊音(モリノイオン)」様。

2014年8月の短編作品で、ジャンルは「異世界(恋愛)」です。

桶といえばこの作品、この作品といえば桶。

メインカップリングは、もちろんヒーロー×ヒロインなわけですが、サブカップリングは持ち主×桶といっても過言ではないでしょう。

小説家になろうサイト内で検索するとき、検索ワードを「桶」、並び替えを「総合ポイントの高い順」にすると、トップに出てきます。

発表から5年以上たった今でも「桶」で総合ポイントトップにあるとは、まさに桶の金字塔

さきた
さきた

桶:コメディ:ラブ:シリアスの比率が、4:3:2:1ぐらいではないでしょうか(笑)

短編なので気軽に読めます。

あらすじ

主人公は、国境付近の村に住む診療所の23歳女性。

国境が近いため、村から少し離れた場所に砦がある。

そんな彼女は、ある日突然、鬼気迫る顔をした騎士に誘拐同然に連れ去らわれてしまう。

駆ける馬の上で主人公を抱えながら、脂汗をにじませて必死に謝る騎士。

尋常ではない騎士の様子に、「これは砦でケガ人か病人でも出たのでは!?」と危惧する主人公。

はたして砦で待ち受けているものとは――。

登場人物

主人公

国境近くの村に住んでいる23歳の女性で、村にある唯一の診療所の娘。

父は医師で、娘である主人公にも医療の知識がある。

とある事情で、嫁の貰い手がなくなった。

本人に非は一切ない。

彼女に頭を抱え込まれた若い騎士は「ふかふか……」と言い残して気絶した。

 

騎士(隊長・救国の英雄)

戦で恐ろしいほどの功績を上げ、救国の英雄と呼ばれる騎士。

砦に起こった危機に、主人公を誘拐同然にさらってきてしまう。

 

さきた
さきた

読み返して気づいたけど、登場人物の名前がまったく出てこなかった……。

なのに、桶につけた名前は出てくるのは、笑うしかない!

思い出

2014年作品? もう5年以上経つの!?

これ短編だったっけ? 短編の濃度じゃないよ!?

久しぶりに読み返すと、経過年数と短編だったことに驚きました。

当時は短編にも関わらず、ずっとランキングにありましたからね。

あと、非常に探しやすかったです。

なんといっても「桶」、このインパクトは忘れられません。

ガラケーで小説家になろうを読み漁っていたときは、アカウントを取っていなかったので、ブックマークができなかったんです。

なので、記憶を頼りに読みたい作品を探すことになりました。

他にも読み返したい作品はたくさんあるのですが、題名も作者様も覚えていない…そんな作品がほとんどです。

そんな中、このキーワード「桶」は何年経っても忘れることができません。

感想

文章の濃度が濃い!

—— ◆ —— ◆ —— ◆ —— ◆ —— ◆ ——

冒頭でシリアスを前面に押し出してから、本題に入ったときのズッコケ感がすさまじいです。

実際に同じ状況になったら笑い事ではないのですが。

主人公が医師の娘であることで分かるように、砦の中でとある病気が蔓延します。

命にかかわるものではありませんが、虫歯と一緒で放っておくとのたうち回りたくなるようなやつです。

騎士は任務中で医師に診せるのが難しいために、主人公を連れてくることになりました。

病気は重症化する前に医師に診せましょう。

—— ◆ —— ◆ —— ◆ —— ◆ —— ◆ ——

主人公の女性は、村に若い男性たちがいるにも関わらず婚期を逃して、自ら行き遅れと自虐しています。

これは小説の中で触れられていますが、主人公に問題があるわけではなく、むしろ男性側の気まずさ的な問題です。

聞いたこちらが「あっ、えっと、聞いちゃってすみません!」というようなしょーもないような、何とも言えない理由です。

些細な部分の設定まで、笑わせに来るところがいい!

—— ◆ —— ◆ —— ◆ —— ◆ —— ◆ ——

登場人物を確認していて気づいたのですが、主人公の名前も、お相手の騎士の名前も出てきてない!

うっそだろぉ!

まったく違和感なく読めました。

なのに、「桶」に付けた名前は紹介されるって……。

どこまでも「桶」!
さきた
さきた

「桶」はぶれません。

おわりに

もしもこの作品が気になったという方は、ぜひ小説家になろうで読んでみてくださいね。

全2話の続編があるのでよければそちらもチェックしてみてください。

さきた
さきた

続編でも桶は存在感を放っています。

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